◎セリスホワイト提供開始◎
このホワイトビールを飲める日を心待ちにしていたホワイトビールファンの方も多かったでしょう。
ヒューガルデンホワイトの生みの親、ピエール・セリスさんのビールが新たに場所を変えて誕生しました。
いつもお客様にベルギービールにはストーリーがあるといつも説明させて頂きますが、短略した私の言葉では伝えきれない真実があることもあります。
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セリスホワイトについて…
ヒューガルデン・ホワイトが誕生する以前、ベルギーブラバント州のヒューガルデン村の一帯では小麦を使ったビールが作られていたものの1957年にトムシン醸造所が廃業することとなり最後のホワイトビールがこの世から途絶えてしまった。
このトムシン醸造所にて働いていたこともある牛乳屋のピエール・セリスは(セリス・ホワイトのラベルにはトムシン醸造所にて働くセリスの当時のものが描かれている)ホワイトビールを懐かしがる年配の声を聴き、ヒューガルデン醸造所を立ち上げた。そこで生まれたビール「ヒューガルデン・ホワイト」はあっという間に村を飛び越えヨーロッパ中で名声を得るようになる
しかし1985年ヒューガルデン醸造所が火事となり、結果的にセリスは財政的理由から醸造所を現在のアンハイザー・ブッシュ・インベヴへと手放す事となる。そこに自分が残ることをためらったセリスは次の夢を追うことにした。
ピエール・セリスは娘のクリスティーヌ・セリスと、今度はクラフトビールの広がりを見せ始めたアメリカでホワイトビールを広げようと決心したのだ。セリスは輸出先として取引があったテキサスにまだクラフトブルワリーが存在しない事もあり、テキサス州のオースティンに1992年セリス・ブルワリーを設立。そこで生まれたビールが「セリス・ホワイト」である。
ビールの評判は最高としか言いようがなかったが、醸造所は最終的にミラー社の物流参加から結果ミラー社へ売却されてしまうこととなり、ミラーも2001年セリスブルワリーを閉鎖することとなった。
その後、セリス・ホワイトはベルギーのヴァン・スティーンベルグ醸造所にて醸造が行われたが、ピエール・セリスは2011年の4月9日この世を去った。
ピエールの意志を継ぎ、2017年に娘のクリスティーヌ・セリスが孫娘のデイトナ(醸造を担当)とともにセリス・ブルワリーをテキサス・オースティンに17年ぶりに復活させた。セリス・ホワイトを当時のレシピにて醸造を開始することになったのである。
セリス氏がベルギー、ヴァン・スティーンベルグ醸造所にて醸造を始めたセリス・ホワイトと違い、このセリス・ホワイトは当時のヒューガルデンやセリス・ホワイトに使用されていたオート麦や当時のレシピを再現して現在醸造されている。
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当店ではセリス・ホワイト /セリスシトラス・グランディスIPAのボトルに加えベルギーのヴァンスティーンベルグ醸造所がセリス・ホワイトのレシピを元に造るホワイトビール バプティスト・ホワイトの樽生もございます。
・Baptist Wit [Type:White Alc.5%]
1784 年から 続く老舗 のヴァンスティーベルグ の創業者であるヤン・パプテスト氏に敬意 を払い、醸造所内に2016 年に作られたビアバー 「BAR BAPTIST 」用に限定醸造 されているビールです。乳酸菌醗酵 に由来 する 酸味 と酵母 のフルーティさが非常 に心地良 く、爽やかな 喉越 しを 演出 してくれます 。
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